あなたのそんな顔を見るとは思わなかった。

会見を改めてすべて見ました。AERAオリコンが出した会見全文も読みました。

これから好き放題言います。無理だと思ったら閉じるのです。

私もこれからなんて言うかわかんない。

 

 

 

 

 

 

なんて言ったらいいんだろう。

そんな顔しないでよ、って言いたくなった。

 

すばるくんに。

 

駒井リポーターの「エイターへ一言はありますか」という質問のところ。

それにすばるくんは、「こんな自分が言うことではないと思うんですが、ここからの、ここからの関ジャニ∞を見守っていただけたらと、思います」と答えた。

真っ直ぐな眉を八の字にして、絞り出すようにして。

 

そんな顔で、そんな表情で、そんな事言わないでよ。そんな顔してまで手放す理由になんないよ。

 

最後だけじゃない。

この会見には、全員から、愛が溢れていた。

横山さんも、村上さんも、丸山さんも、ヤスくんも、亮ちゃんも、大倉くんも、もちろん…すばるくんも。ファンと、メンバーに対する愛しかなかった。

この場に、誰かを傷つけるような嘘はどこにもなかった。

 

時間いっぱいまで質疑応答があった会見は、拍手で終わった。

そんなことあるだろうか。

近年のことを思えば異例なことづくめだ。

退所するための会見も、そこにメンバーが同席することも、その後の活動が1年以上も続く予定であることも。

本人の口から退所することは聞いても、理由まで告げられることは滅多にないと記憶してる。

それは他ならぬファンへの愛でしかないと感じていて。なんて強いグループなんだと思った。

けど。

やっぱり嫌なものは嫌だ……

どうして海外なの?どうしてそんな顔するの?どうして私たちにお別れをちゃんと言わせてくれないの?どうして、関ジャニ∞と一緒じゃダメなの…???

ありとあらゆる「どうして」に、すばるくんは誠実に答えている。納得してないのは他でもない私。

すばるくんが"勝手なら、ファンだって"勝手"だ。

きっと私は、7人で、ジャニーズにいて、それでもなお自分のやりたい夢を関係なしに叶えていく彼らを、レールがなかった所に自分たちでレールを敷いていく彼らを、いつまでも見届けていたかったんだと思う。というか見届けたい。

「なのにさん」が魅力的なのは、縛られているはずの枠組みに囚われていないバックボーンがあるからでしょう?

やだよ。まだ見たいもん。あと60年は見たい。

やだやだ。行かないで。

それか、いっそ出ていけって言わせてほしかった、嫌いにさせてほしかった。

でもすばるくんの願いは、自分が抜けても、"関ジャニ∞"のファンは減ることもなく、なるべく最小限の世界しか変わらない世界だったんじゃないかと思った。

だとしたら、それは無理だよ、すばるくん。

関ジャニ∞のファンは減る。私はあなただけを見てきた人を何人も見てきた。あなたが関ジャニ∞にとって王将であり心臓。今何事もなく日常を過ごしてるように見える何万人もの人の世界を変えてしまった。

揺らぐはずのなかったしょうもない記事に心揺さぶられ、意味のわからない陰謀論やありもしない「真実」という字に憤り躍らされ、1番信じなきゃいけない本人の言葉を疑ってしまう人が増えてしまった。

もちろん、過去に言った言葉に嘘はないと思う。あの時は本当にこう思っていたと思いたい。

でもさー、みんなそうはいかないじゃん。

あれはなんだったの?って私だって最初思ったしさあ。

それでもあなたの意志が強いなら、そう望むなら、私たちはそれを受け止めるしか出来ないしそうしようと思った。のに。

 

そんな顔でお願いするのはずるいよ。

そんな苦しそうにお願いしないでよ。

また憶測して深読みして言葉の裏を探したくなるじゃんか。

 

ところで結局すばるくんは、誰も嫌いにさせないで旅立とうとしてない?

いやいやいやいやちょい待てちょい待て。

その前に感じたことも言いたいことも言わせろ。

私の自担は、誰に言われて、何のために、楽器を覚えたと思ってるの?大倉くんだって、すばるくんの後ろじゃないと太鼓叩かないとまで言ってたんだけど?みんなが口を揃えて「メインボーカルです」って言うのはすばるくんだったのわかってるよね?

何が「自分の勝手な判断でグループを抜けるんですが、その後のグループというのを今、6人が今、さらに大きく強くしていくために、今まで以上に心をひとつにして絆を深めているんです」よ。そこになんでアンタがおらんねん、寝ぼけたこと言ってんちゃうぞ。

アンタがいなくなっても、私らは「eighter」と呼ばれるの?アンタがいなくなってもなお、アンタの影がチラつくこの呼び名を背負って追いかけていくの?この傷が癒えるまで、何度もその声思い出して泣きそうになって、悔しがってまた前を向き直さなきゃいけないわけ?

冗談じゃない!それどんだけ時間かかると思ってんの?13年前のことをみんながどんだけ時間かけて呑み込んだのか、自分だってわかってるくせに。

嫌だ。そんな苦しい時間過ごしたくない。

行かないで。やめないで。つーか何が違うの?活動休止しても同じこと出来んじゃん。何が嫌なの?甘えてる自分が?ちょっとよくわかんない。

夢を追いかけることは反対しない。むしろ羨ましい。ええ、羨ましいよ!だって私は夢を諦めた人だから。15歳から大きな事務所にいて、たくさんの人に愛されて、そんなありがたい状況をかなぐり捨ててやりたいことやるって言えるなんて贅沢なことだよ、ていうか、すばるくんが歩んできた道は多くの人が夢やぶれた道。羨ましくて仕方ない。代わってほしい。その美しい顔立ちも、人々に愛される歌声も、いつも味方でいてくれる仲間であり友達も。誰もが与えられるモノじゃない。その恵まれた環境が羨ましい。

それでも、捨てたいんだよね。贅沢だよ、ほんと。

 

私たちに出来ることなんて所詮、今ある信じがたい現実を受け入れることと、本人の言葉だけを信じることくらい。

でもさ、私まだすばるくんがいない関ジャニ∞が想像出来ない。6人しかいないステージは、二度と見たくないと思ったあの景色しか知らないよ。

それでも私は村上担だから。今後も村上さんを含む6人が守ろうとしているこの「関ジャニ∞」っていう神輿を、見届ける他に選択肢はない。

こんなに苦しいことがあるだろうか。

こんなに喜ばしくない新たな1歩があるだろうか。

 

永遠なんてない。

再確認した。身をもってわかった。

二度と永遠なんて願ったりしない。

 

せめて、

映像化しなくてもいい。1度限りでいい。

頼むから7人で担ぐ関ジャニ∞に、最後のお別れをちゃんとさせてほしい。

 

その先の話はそれからな気がしている。