イフオアぶりの更新ですどうもこんにちは。
今回、Twitterのタイムラインをいつも賑やかにしてくれる
上を下へのジレッタ
蜘蛛女のキス
の3作品を見て感じたことをまとめてみました。
そもそも私、2010〜2014年まで、舞台女優をメインに芸能活動みたいな事をしていました。舞台が大好きで、ミュージカルが大好きでした。観ることも演じることも好きだったので、とかく気になった作品は片っ端からチケット取って観てました。
ということで今回ちょっと、5項目を5段階で比較してみようと思いまして。作品それぞれの良さを書いていこうと思います。
項目はそれぞれ、面白さ(笑えるポイントの多さ)、感動(泣いたり感情移入したポイントの多さ)、(終演後も頭に残るなどの)中毒性、(ストーリーの)わかりやすさ、(作品、演者の)熱量の5つです。
1.上を下へのジレッタ
5/12 5/17マチネ それぞれS席 観劇
面白さ ★★★★☆
感動 ★★★☆☆
中毒性 ★★★★★
わかりやすさ★★★☆☆
熱量 ★★★☆☆
この作品の良さはなんと言っても中毒性。
頭から離れない楽曲の数々。歌詞も凄くユーモアに溢れていて、メロディーはキャッチーなので、ふとした瞬間に口ずさんでしまう。
ちなみに私が未だに中毒になっているのは、有木社長のMr.Yesman。
以下のうち、該当するものに丸を付けた過ぎる。
また、Twitterや制作発表でも垣間見えてますが、カンパニーの雰囲気が良い!だからこそ作品が活き活きしてる。
ジレッタとは結局何だったの?世界は、門前はどうなったの?様々なこと明確なようでそうでない表現で演出し、「おしまい」と告げる。最後には煌びやかな曲調のカーテンコールで、私達をジレッタの世界に留めたまま幕を閉じた。
まさに「全てまやかし、全ては虚構」の妄想歌謡劇。
2.蜘蛛女のキス
6/1 マチネ S席観劇
面白さ ★★☆☆☆
感動 ★★★★★
中毒性 ★★★☆☆
わかりやすさ★★☆☆☆
熱量 ★★★☆☆
一見評価が低いように見えるので先に言いますが、私が今回比較している3作品の中で1番満足度が高く、もう一度…いやあと3回は観たい!と思った作品は、この蜘蛛女のキスです。
出演者が基本ふたりしかいないため、分かりやすい熱量というよりは、観る側の秘めたる想いを汲み取る作業が多いです。そのため、わかりやすいかと言われるとNOですが、マイナスイメージでのNOではないと思ってください。
とにかく考察が好きな人にはオススメです。考えていくうちに、あれ?これには伏線があったのかな?うーん…もう1回観れたらわかるのに!みたいなジレンマに陥ります。
ヴァレンティンとモリーナが選んだ道を肯定すればするほど、涙が溢れます。最後の10分はタオル片手に観ずにはいられません。
再演して欲しいし、大阪でも公演して欲しい!
最高に私好みの作品でした。(めっちゃ主観)
3.俺節
6/3 ソワレ S席観劇
面白さ ★★★★☆
感動 ★★☆☆☆
中毒性 ★★☆☆☆
わかりやすさ★★★★☆
熱量 ★★★★★
3作品の中で1番ストーリーがわかりやすいです。劇場を出る時スカッとする気持ちになっているのは俺節が一番かと思います。
何よりも、安田章大の熱量がすごい。また、笑いどころも非常に多い。が故に、観る側の感情置いてけぼりなのでは…?と感じたシーンもありましたが…
とにかく、手放しに「すごかった!」と思える舞台なんじゃないかなーと思います。
特に、1幕最後のみれん横丁の人々、不法滞在の踊り子、全員が歌う「命くれない」。
これが最高です。まるで日本版民衆の歌(レ・ミゼラブル)。全員が舞台面に立って歌う姿にめちゃくちゃ鳥肌が立ちました。
ただ一つ残念だったのが、私が見に行った回は、割と重要な持ち道具のトチリやマイクのトラブルがあったと知り、そのせいか満足度は低かったです…
という意味でもう一度観たい。きっと普段通りならもっと凄いと思いますし、感動も一入だった気がします。
ということで、私の感想は以上です。
ほんと自己満の感想、批評ですけども、最後までお読みくださりありがとうございました。
どれも素敵な作品だったので、この作品達にご縁を作ってくれた全ての皆様にも感謝です。
ジレッタ、蜘蛛女、俺節に関わる全ての皆様、素敵な作品をありがとうございました!
千穐楽まで、無事に完走出来ますように。
ということで!
私はたぬきそばとチキンを食べながらハーブティーを嗜み、デザートに信玄餅を食べようと思います!
さよならばーいばーーーーい!!!