また湿っぽいブログを書くことになってしまったけど許してほしい。
2018年4月15日 AM 9:41
数日前に受けた親知らずの手術の影響で体調はボロボロ。そんな中まどろむ私のスマホに、ファミクラからのメールが届いた。
「ファンの皆さまへお知らせ」
「関ジャニ∞のメンバーから、大切なお知らせがあります」
並んだ文字は上のようなものだった。
事務所や運営の側から「大切なお知らせ」と言われた時は決まってこちらにとっては悪い知らせだ。過去に追いかけていたバンドもそうだった。忘れもしない。私が全てのおちんぎんを注いで追いかけた俳優たちによるバンド。
そもそも木曜日に信じられない週刊誌の見出し、金曜日には信じ難い…というよりあまりにお粗末な記事が出た。文面がメチャクチャ過ぎてどう考えても信じようがなかったので、ガセだと認定していた。土曜日に入って記者会見があるだのソースがわからない情報が出回り、事務所側から「誤情報に注意」というインフォメーションが出た。
なのにここに来てそんなメール。
夢だと思いたかった。まだ手術してんのかな、まだ全身麻酔の中なのかな。おっかしーな、それにしては両頬が痛いな。
指定された11時まで、1時間20分弱…めちゃくちゃ長かったし、どこかで何か違うことだと信じてやまない自分がいた。
でも、夢なんて何一つなかった。受け入れられない現実が猛スピードで押し寄せて、受け止めきれないまま零れていく。
すばるくんはジャニーズを退所する。
夏のツアーはすばるくんがいない6人で行う
決して自担でなくても、全く想像がつかなかった。
淡々と並べられた文字からは、メンバー皆が沢山話し合い、引き留め、それでも強い彼の意志に納得し、彼の背中を押そうと諭されているようにも感じた。
でも、会見の映像を見て、それは違ったとすぐに分かった。
泣きながら今日の日が来ないでほしい思っていたと吐露した横山さん。丁寧に言葉を選び、時折関ジャニ∞のイメージらしいラフな言い回しで、冷静に正直に"幼馴染"を想った村上さん。微笑みながらでも決して前を向かず、みんなで出した結論だからと言う丸山さん。しつこいぐらいに引き止めたけれど…と言いながら尊敬の念を示す錦戸さん。どこまでもストレートな言葉で、嫌いになれなかった、と隣に座る事を決めた大倉さん。
そして、背中を押そうって言いながら背中打撲で入院、自宅療養により欠席しちゃう安田さん。(ほんとどこまでもヤスはヤスだなあ…入院日程一緒じゃん、治療頑張ろうねー😇😇😇)
まるっと含めて関ジャニ∞らしい状況と、私が知っている関ジャニ∞がいた。
悔しがっているような、それでも嫌だと本当は思っているのに我慢しているような彼らと、どう見ても"メインボーカル 渋谷すばる"が大好きな彼らしか見えなかった。
嫌いになれない。その通りでしかない。
どんなことを言ったって私は関ジャニ∞が好きで、その中にいる渋谷すばるが好きだ。それは変え難い事実で、揺るぎようもなかった。
私は1度、好きな人がいなくなった関ジャニ∞から逃げた。
約13年前、一番好きだった内くんがいなくなった時、逃げたんです。内くんがいないなら見たってしょうがない。そう思ったから。関ジャニ∞にハマることはないとも思ってた。
その数年後、彼らの努力と軌跡を知り、また好きになり、後悔した。なんであの時、それでも応援しようと思わなかったんだろう。こんなに頑張ってきた彼らをもっと近くで見たかった。せめてこれからは、この7人を後悔しないように応援したい。きっとこんなに辛い思いをしてきた彼らが2度と別つことはないだろうから。
永遠なんてないと周囲から何度も教わってきた。私がジャニヲタを自称し始めた頃からだけでも田口くんの脱退、KATーTUNの活動停止、SMAPの解散、滝翼の活動停止。その他のジャニーズ以外のアイドルの卒業発表や突然死も無数にあった。
何かある度に口酸っぱく「推しには後悔しないように会っておけ」と言うオタクを目にしたし、私もバンドの解散を見守った時だってそう感じた。なのに、関ジャニ∞だけは大丈夫だ、なんて過信していた。
理由は、いつだって真っ直ぐな彼らの言葉を信じていたから。「関ジャニ∞はまだまだだ」「もっとデカいことをやりたい」「(誰かがやめるなら)足首掴んで引きずられても離さへん」そういうストレートな言葉も、節々に感じられる仲の良さも、各メディアで散見するメンバー思いなコメントも、全部が確固たる自信であり根拠だった。
でも、彼らも人間だし、気持ちが変わることがある。そんな至って普通のことを忘れていた。
すばるくんが35歳を過ぎたあたり、つまり2016年の9月下旬以降。罪と夏を引っさげた2度目のリサイタルが終わった頃ぐらいだろうか。何があったのかなんてわかりやしない。でも、そこからすばるくんは、今年の1月まで1人で悩み抜いて、それでも「関ジャニ∞っていうアイドルグループやってます」と叫び続けた。
1年以上も悩んで出した答えを、20年以上連れ添ってきた6人が引き留めても覆らなかった思いを、私達がどうこう言っても変わらない。
それでもやっぱり、バラエティやドラマの時間になって、ふとこの現実に触れない時間が訪れると、違和感を感じる。
私は何を考えているんだろう。世界はこんなにも簡単に回っているのに。いつもと変わらないのに。夢を見てるんじゃないか?
それでも不意に流れてくるTwitter、私がエイトを追いかけていることを知っている友人からの安否確認、やっぱり異常事態だと知らされる。
落ち着いて(落ち着いてはないけど)、改めて会見を見て、私が今出来ることを考えた。
私がこれから"後悔しないように"出来ること。
それは次のツアー初日を、見に行くこと。今後のことはそれからしか決められないかもしれない、でも今確実にわかることは、嫌いになれないのは渋谷すばるだけではないってことで。横山裕も、丸山隆平も、安田章大も、錦戸亮も、大倉忠義も、嫌いになんてなれやしない。
自担である村上信五を取り囲む全てが、嫌いになんてなれやしないんだ。
ツアーが6人で行われることも、6人の意向なら受け止めるしかない。それは15周年に関するイベントの皮切りがこのツアーで、すばるくんが退所してからも続くものなのだとしたら、円盤発売問題もあるとしたら、しょうがない。
そんな思いのままホテルとエアーを確保した。
もちろん納得なんかしてない。すばるくんにバイバイ!頑張ってこいよ!って伝えるだけの時間を与えてくれないなんて納得できるはずがない。
せめてその声は、届けてもいいんじゃないか。何か動かす時間がまだ、あるんじゃないか。だったら動いてもいいんじゃないか。
気持ちが落ち着かなくても現場には行くし、全てを見届けないと後悔するのは私だからどうせなら見届ける。
そうしてゆっくり現実を受け止めながら、受け止めきれた頃には、関ジャニ∞も、渋谷すばるも、今より大きな存在として肩を並べて、笑いながらコラボしたり、セッションしたり、楽曲提供したり……旅立ったからこそ見られる夢を見させてほしい、叶えてほしいなと、そう思ってます。
でも、ごめんなさい。
今だけはもう少し、駄々をこねさせてください。騒がせてください。責めさせてください。
それから、笑顔で応援したいと思っています。