2016年12月9日。
会社でTwitterを覗くと目に付いた、「新千歳行き欠航」の文字。
時間は朝9時頃だった。
怖くなって天気を調べた。
明日にはひどくなるという予報の文字。
そこに飛び込んできた、明日私が乗る予定の便と同じ便の欠航。
不安しかなかった。仕事そっちのけで半泣きになりながらフライト情報に齧り付いた。
さらに、前乗りの予定だった母の便が早くも欠航決定。母はセントレア(名古屋)発の予定が、伊丹(大阪)から出発することに。
夕方には私の便の前日確認のメールと共に、天候調査のメールも来た。
さらに煽られる不安をどうにか収めたくて、欠航になる理由を調べた。
基本的には
- 当地、または到着地の天候不順によるコンディション
- 使用する機材
- パイロットの技量
この3つ。
ここで私が引っかかったのは2つめの項目「使用する機材」。
私の便は、前日に欠航になっている。機材も一緒の予定。
同じ、またはさらにひどくなる天候の中、真っ先に欠航になる候補でしかない。
絶望しながらすぐに振替の便を探した。ANAの成田発札幌便は、1日に2本しかない。羽田でも変更が可能ならそっちに変えられないか。
もう、成田行きのバスの予約なんてどうでもいい。とにかく、飛び立つ可能性のある便を予約したい。
そんな希望も虚しく、グレーに染まった羽田札幌便。泣きたくなった。どうにか足掻けないのか。
2016年12月10日
1:10 帰宅。無事にたどり着いた母に連絡しながら、作戦会議を立てつつ、仕事が終わったのは深夜。
2:52 もろもろの準備をし終えた頃に、もう1度便変更を試みた。
あった。6:50羽田発ANA4711。残席1。
何故かこの便だけ、備考欄に天候調査の事が書かれていなかった。
これしかないと思ってすぐ予約した。
仮眠をとるつもりだったけど、あと1時間で出発時間。
睡眠時間は諦めてすぐに荷物を確認して家を飛び出した。
5:00 京急を利用し羽田へ。
5:38 天候調査になったメールが届く。
5:41 羽田引き返しの条件付き運行が決定
5:42 国内線ターミナル駅到着。
5:55頃 早朝にも関わらず、搭乗手続きのカウンターや保安検査場は激混み。とりあえず搭乗手続きカウンターに並ぶ。
みんな、QRコードとか印刷しておいたほうがいいぞっ!無人の機械を使う人がこういう時に勝つんだとわかった。
6:20頃 手続き終了。保安検査場の列へ。
6:35 保安検査場通過。
7:00 搭乗。
7:08 羽田空港を出発
飛行機が安定した直後、機長アナウンスで、新千歳空港の滑走路が閉鎖中だとアナウンス。
8:30 新千歳空港滑走路が再開。
ただし待機する飛行機で混雑しているので、1時間ほど待機する可能性があるとのアナウンス。
8:45 室蘭上空で着陸待ち。何もなければ9:30に着陸予定とアナウンス
9:10 新千歳空港に着陸
定刻から55分遅れでの到着でしたが、思ったよりも揺れが少なく、とても腕のいいパイロットさんだったんだと思います。
その後、1時間ほどで手稲区のホテルに向かい、母と合流。
羊ヶ丘展望台行ったけどドーム全然見えなかった。
あと、純連とかいきました。楽しみました。
ちなみにめっちゃ並びました。2時間ぐらい。吹雪の中。笑
食べる頃には時間がやばくなっていて、店員のおばちゃんに「急いで食べてください、待ってる人が開演間に合わなくなるんで」と急かされた。
ところで北海道のタクシーの運ちゃんは脇道運転がデフォ?
なかなか荒ぶる運転の方ばかりで焦ったよ?
17:00 札幌ドームに到着。雪は止んでました。
わたしはチケットやり取りしていた方と待ち合わせ。
母にグッズのおつかいを頼みます。
チケットをお譲りいただいた後、グッズ列に向かおうとしたけど、
どうやら南ゲートを超えたところにあるグッズ売り場から、北ゲート前の階段まで、ほぼグッズ列。
お譲りいただいたチケットは北ゲートなので、私は北ゲートで待つことに。
当日中止になってしまったハロオタの男性3人組が、プレートとキンブレ振りながら「楽しんで来てくださいねー!」と声をかけてくださっていた。
気温マイナス6度?とかなのにあったかすぎて泣いた。
17:45 母と合流、入場。ここで事件が。
お分かりいただけただろうか。
母は正直、エイトに疎い。
いや、メンバーカラーをよくわかってない。グッズもあまり興味が無い。誰が誰かはわかるはずだけど。
LINEを読み上げておつかいを頼んだら、紫とオレンジのパラダイスが広がっていた。
私「は?!なんで確認しなかったの?」
母「もうわからへんかってんもん!」
私「いや写真とか見たら丸山さんやなってわかるやん!あんた丸倉推しちゃうのん!?」
差し迫る時間と寒さでパニックになった母は確認を怠り、私が頼んだ安田章大グッズはすべて丸山隆平になっていた。
もちろん、一番悪いのは売り子だ。(心当たりのある売り子は一生反省しろ)
結局、終わったら速攻出るつもりだった予定が、またグッズ売り場に向かうことに。(しかも北ゲートから南ゲートという面倒さ)
そんな事件がありながらも着席。
18:10 開演
20:45 終演
21:10 規制退場でやっと外へ。
その後グッズの交換を経て帰路。
鬼のような地下鉄の列を抜けて、ホテルについたのは23:30頃。
2016年12月11日
朝から呑気にスノボしてました。
ちなみにこれ札幌市内のゲレンデです。
弟もこれを目的にくっついてきてました。ライブ入る?って聞いたらきっぱり断られました。
15:30 スノボ終了
母は別便だったので先に出発。
16:30 ゲレンデ出発
次発のエアポート快特が運休。20分の待ちぼうけを食らう。
17:19 母の便が欠航決定。
18:30 新千歳空港到着
母は奇跡的に私達と同じ時間発の便が取れる。
私たちは搭乗手続きが中止中だったのでのんびりジンギスカンへ
20:40 搭乗手続きに再トライ。いけた。
21:22 保安検査場通過&予約便の出発時間変更メールが来る
母は搭乗手続きカウンターの長蛇の列まち。
お土産も購入して母を待つが一向に来ない。
私達は同時刻発の同じ行き先の便だったから、ずっと共同運航便だと勘違いしてゲートの前で待ってた。(搭乗口でめっちゃ名前呼ばれてたらしい恥ずかしい)
22:00 母の再予約した便が欠航決定。私パニック。私の便もおわた?!と思い確認に行く。
ここで勘違いに気づいて、とりあえず慌てて搭乗口に向かうと、弟が姉が来てないって説明してた。ごめんやで。
22:34 羽田行きADO044便出発。
泣いた。
お母さんを巻き込んで遠征させたのは紛れもなく私。野宿させてしまった。私は帰れるのに。
24:28 羽田空港到着。
遅延に伴って、1人5000円ずつ交通費負担のお金をくれた。
それ使ってタクシーで帰宅。タクシー待ちの列はとんでもなく長かったけど、乗ってしまえば自宅は羽田と同じ区なので時間もお金もそんなにはかからなかった。
26:00 自宅到着。死んだように寝た。
わたしのエイタメ魂、札幌遠征はこんな感じでした。
正直、運が良かったんだと思います。
自分が思う勝因は、
- 飛行機が欠航する原因を調べ、自分なりに推理したこと
- 元の予約便に早めに見切りをつけ、可能性の高い便に上手く切り替えられたこと
- たまたま、予約した便がちゃんと飛んだ運の良さ
この3つが重なった結果かな、と。
正直、現地では時間が足りないほど満喫したので、これに懲りてもう行かない、なんて考えにはなってないです。
また行きたい。
大倉も最後の挨拶で
「次は"みんなで"、札幌で会いましょう。」
って言ってました。
今度こそ、みんなで。
空席にある様々な想いも、涙も、彼らは受け止めて最高のライブを見せてくれました。
ハロオタの皆様も、きっと推しに会えなくてつらかったろうに、腐らず「なら関ジャニに行こう!」と思いついて、行動してくれて、ありがとうございました。
そのままハマってしまったハロオタさん、ようこそ沼へ。ここは天国より気持ちいいところですよ。
そんなこんなで、私の初めての札幌遠征は無事に終了しました。
これはあくまで一例ですが、行けた人はどんな動きをしたの?と思った方の参考になれば。
そして私は今後の遠征に活かせられたら、と思います。
これでさよならばーいばーい。